■人種的に純粋な科学■~言うことを聞けなければ収容所~
おはようございます。
薄曇りの川崎の朝です。
今日は暖かな一日ですが、
所によりにわか雨の可能性もあるとのこと、
お気を付けください。
木曜日、今日も一日よろしくお願いします。
----------------------
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ナチス・コミッサールは、
大学どころか兵舎でさえ耳にすることのない
糞ったれ、馬鹿野郎、くたばれなど、
集められた学識ある者のただ一人として
面と向かって投げかけられたことのない
罵詈雑言と卑猥語を連発した、
とした。
そして彼は、
学部長の一人ひとりを指差し、
「手前ら、言うことを聞けなければ収容所だ」
と言い放った、
と続ける。
全会場が静まり返り、
例の生化学者が
何かを言ってくれるのを待ったが、
ついに、彼が立ち上がり、
咳払いをして、
「コミッサール、大変興味深く、大変よくわかりました。
しかし、一つだけよくわからないことがあります。
生化学の研究費はこれからどうなりましょうか」
と言った。
「これに対し、
「人種的に純粋な科学」には、
十分な額の研究費が保証されるであろう旨の
コミッサールの解答があって、
拡大教授会は閉会となった。」
(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)
コメント