■ノーベル賞クラスの業績とリベラル思想■~試練のときが来たこと~
おはようございます。
今朝は晴れ、
まだ薄雲が掛かっていますが、
明るい青空が広がり始め、
日中は快晴で暖かな一日になりそうです。
昨日は緊急事態宣言が解除された初日、
周りを見ると緊張感が続いているわけでもなく、
取れたわけでもなく、何も変わってない。
結局この緊急事態宣言自体が、
内容、発出・解除タイミングを含め
国の失策だったんだと思う。
やれやれ、で済む問題じゃない。
火曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ナチスが最初に標的にした
フランクフルト大学は、
ドイツで最もリベラルな大学であって、
学問と、良識と、民主主義への献身を誇りとする
最強の教授団を擁する大学だった、
とした。
そしてナチスは、
フランクフルト大学を制するならば、
全大学を制しうることを知っており、
そのことを教授団の側も知っていた、
と続ける。
ドラッカーは、
フランクフルト大学ではとくに
自然科学系の諸学部が、
その学識とリベラリズムで
名を馳せていたが、
なかでもある生化学者が、
ノーベル賞クラスの業績と、
そのリベラルな思想により
群を抜いて敬意を払われていた、
とする。
「こうしてその年の二月二五日、
いよいよフランクフルト大学に
ナチス・コミッサールが着任して、
無給の助手を含む全教官が
拡大教授会に招集されたとき、
あらゆる者が試練のときが来たことを
知ったのだった。」
(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)
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