■肩を並べて退出する勇気■~退社届を出し別れを告げた。~
おはようございます。
気持ちのいい青空が広がる川崎の朝です。
日中は5月並みの暖かさ、
桜も満開を促され、
明日は桜並木は賑わいそうですね。
気を付けましょう。
金曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
例の生化学者が、
研究費について質問したことに対して、
コミッサールは「人種的に純粋な科学」には、
十分な額の研究費が保証されるであろう旨の
解答を行った、
とした。
そして、非ユダヤ人教授の数人は、
ユダヤ人教授と
肩を並べて退出する勇気を持っていたが、
多くの者は、つい先刻までの
親友とも距離を置いて退出していった、
と続ける。
ドラッカーは気持ちが悪くなり、
自分が少なくとも四八時間以内に
ドイツを出国するに違いないと思い、
ひとまずアパートに帰ったところ、
ありがたいことにシュタール論の
校正刷りが届いていた、
とする。
「そこで私は、すく勤め先の新聞社に行った。
その日は、拡大教授会に出るために
欠勤届を出してあった。
今度は退社届を出し、
同僚たちに別れを告げた。」
(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)
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