■目論見の間違い■~国外追放か収容所行き~
おはようございます。
朝からしっかりと雨が降る川崎です。
昨晩また東北地方で強い地震が発生、
川崎でも大きくはなかったけど、
長く揺れました。
いつか必ず来るといわれる首都圏大震災、
昨晩も心の隅では、ひょっとして、
との思いがありましたね。
いずれにせよ、気を付けておきましょう。
コロナ禍での避難生活風景は、
想像するだけでぞっとしますね。
日曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ナチスが社民党の伸長に驚いた右翼と
軍部の後押しによって政権を握ったとき、
すでにドイツを離れる準備ができていた、
とした。
このとき右翼と軍部は、
下層民から成るナチスを見くびり、
政権を持たせても
自在に操るつもりだったが、
ドラッカーはそのような目論見の間違いに
気づいていた、
と続ける。
しかし、ドラッカーでさえ、
ナチスが、自分たちを政権につけてくれた
ユンカーや旧ブロシアの軍人たちを、
あれほどまでに早く一掃してしまうとは
思いもよらなかった、
とする。
ドラッカーは、
ナチスについては希望的な観測は
一切しないことにし、
持っているバスボートも、
長くは身を守ってくれない、
と考えていた。
「あのような論文を書いてしまったからには、
遅かれ早かれ、
国外追放か収容所行きに決まっている。
ということならば、
追い出される前に出ていこうと決心した。」
(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)
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