■やがてナチスが政権を取る■~アメリカ系の証券アナリスト~

 おはようございます。


今朝も雲が多い川崎の空です。


今日は3月11日、東日本大震災から10年。

関連死含む死者行方不明22000人、

未だに避難生活を送っている方々が4万人、

あらためて、

この事実を心に刻みつける一日にしたい。


犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。


木曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

子供の頃からの友人ベアトルトに対して、

ナチスが政権を取った後のドイツに

自分が住むことはない、

と話した。



しかしそれまで、

そのようなことを考えたことはなかったが、

そう言った自分の言葉を自分で聞いてみて、

自分自身がすでに心を決めていることを知った。

と続ける。



同時にドラッカーは、

やがてナチスが政権を取ることを、

頭の中ではともかくとして、

心の奥底では確信していることを

知ったのだった、

とする。




「私がドイツへ来たのは


 一九二七年の秋だった。


 ハンブルクに住み輸出商社に勤めた。


 一年三か月してフランクフルトに移り、


 アメリカ系の証券会社で証券アナリストになった。」



(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)

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