■ブレイスフォードの悩み■~良心を時代の状況に合わせた~
おはようございます。
朝は晴れてますね。
しかし段々雲が増えて、
週末に向けて天気は悪くなりそうです。
金曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ブレイスフォードの強みは、
結果を考えずに良心に従うところにあり
それはあらゆる反体制派に共通する強みだったが、
ブレイスフォード自身も自覚していたように、
それが彼らの弱みでもあった、
とした。
そのため彼は、
ついに一生に一度のこととして、
自らの良心を時代の状況に
合わせたのだった、
と続ける。
ドラッカーは、
いかに古くからの友人とはいえ、
もはやマイスキーの言うことを
信じることはなく、
スターリンの宣伝も
共産主義の大義も信じなかったが、
スターリンと共産主義者を批判し、
彼らと公然と絶縁することには
二の足を踏んだのだった、
とする。
「こうして彼は悩むことになった。
どうしても誰かに話をする必要があった。
しかし左翼の人間と話すわけにはいかなかった。
そこで左翼ではない私が、
自らの考えをまとめる手段として
選ばれたのだった。」
(Ⅱヨーロッパ人々 9章 反体制運動家ブレイスフォードの挫折)
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