■ヒトラーとスターリン■~共産主義と手を切れる~

 おはようございます。


まぶしい陽射しの川崎の朝。

今日は晴れ、

週末は梅雨らしい天候の予報ですね。

このところの東京の新型コロナ感染者数は

前週比増加という中、

政府は緊急事態宣言を解除する見込み。

チグハグ感満載ですが、

五輪有観客開催という強い意志のもと、

なりふり構わずって感じ。


明日は初回ワクチン接種に行ってきます。

女房は昨日接種し、今すごく痛がってる、

止めようかな。。


金曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬





ドラッカーは、

処女作『「経済人」の終わり』を

書き上げアメリカの出版社に

出版を検討してもらうために、

原稿を預けてきたところだったが、

編集者は、

ナチスの全ユダヤ人の殺害という見方と

ヒトラーとスターリンは手を組むとの予測という

二つの内容について危惧していた、

とした。



そして、

この二つのことは、

当時の西側社会の

まともな人たちにとっては、

とうていありうべからざることとして

受け取られるに違いなかった、

と続ける。



その夜、ドラッカーはノエルに

この本の話をし、

出版の難しさについて話をしたところ、

原稿を一晩見せてくれないかと言った。




翌朝ノエルは、

徹夜で読んでくれたらしく、

目を赤してかなり興奮し、

これは一級品で、

例のニューヨークの出版社に、

すぐに出版しろと電報を打っておいた、

と話し次のとおり続けた。




「礼など言うに及ばないよ。


 その代わり一つ頼みがあるんだ。


 序文を書かせてもらえないだろうか。


 実は、私が序文を書くつもりだ


 ということも電報に書いたんだ。


 そうすることによって、


 僕も共産主義と堂々と手を切れると思うんだ」



(Ⅱヨーロッパ人々 9章 反体制運動家ブレイスフォードの挫折)

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