■処女作『「経済人」の終わり』■~二つの危惧~
おはようございます。
曇り空の川崎の朝、
肌寒い空気が窓から入ります。
今日も断続的に雨、
雷雨のところもありそうですので、
お気を付けください。
木曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ブレイスフォードは、
ドラッカーには、
いつものように優しく
心遣いをしてくれたが、
自らの近況については
話そうとせず、
ドラッカーの妻や、
関心について話してくれと言った。
ドラッカーは、
処女作『「経済人」の終わり』を
書き上げアメリカの出版社に
出版を検討してもらうために、
原稿を預けてきたところだったが、
編集者は二つのことについて危惧していた、
と続ける。
「一つは、ナチスは、
彼らのいう最終解決、
すなわち全ヨーロッパの
全ユダヤ人の殺害を
本当に実行する気であるとの
私の見方だった。
もう一つは、ヒトラーとスターリンは
手を組むとの私の予測だった。」
(Ⅱヨーロッパ人々 9章 反体制運動家ブレイスフォードの挫折)
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