■良心の人でも政治の人ではなかった■~スターリンの農民虐殺~

 おはようございます。


薄い雲がかかってますが、

ほのかな陽が射し始めた

川崎の朝です。


このまま日中も曇り空ですが、

蒸し暑い一日になりそうです。


水曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ドラッカーは、

ブレイスフォード自身、

ドイツでヒトラーに

政権をもたらしたものが、

モスクワの指示による

ドイツ共産党の

民主中道左派への

攻撃だったことを知っていた、

とした。



しかし彼は、

いかに共産主義者といえども、

このドイツでの教訓は身にしみて

わかったはずであるとしていたが、

数年後、今度はフランスで、

共産主義者は左翼人民戦線の

レオン・ブルム内閣を無力化し、

次いで崩壊させたのだった、

と続ける。



ドラッカーは、

ブレイスフォードは、

良心の人ではあっても

政治の人ではなかった、

とする。





「彼がスターリン礼賛を書いた頃には、


 スターリンの農業集団化の特徴だった


 農民虐殺の第一報は、


 西側に洩れ伝わっていた。


 単に、あまりにひどい話であるために、


 にわかに信じられなかっただけのことだった。」


(Ⅱヨーロッパ人々 9章 反体制運動家ブレイスフォードの挫折)

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