■敵の敵は味方である■~こうして悪を宥した。~

 おはようございます。


雲が空を覆う川崎の朝です。


これから一日雨、

だんだん強くなりそうです。


金曜日、今日も一日よろしくお願いします。

----------------------


∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ドラッカーは、

ソ連により粛清された多くが

ブレイスフォードの知り合いだったが、

彼としては、

彼らが裏切ったことも、

自白したとされたことも

信じられなかった、

とした。



しかし、

暗黒の勢力たるナチズムが

力を伸ばしている今、

それに対抗すべき者が

他にいないとき、

ソ連と手を切ることが

どうしてできただろうか、

と続ける。



彼の心は、

あらゆる権力に抗する

良心に戻るべきことを命じたが、

彼のなまじっかの政治感覚が

「敵の敵は味方である」と

囁いた。




「こうして彼は悪を宥した。


 少なくとも目をつぶった。」


(Ⅱヨーロッパ人々 9章 反体制運動家ブレイスフォードの挫折)

コメント

このブログの人気の投稿

■距離を消滅させたeコマース(1)■~産業革命における鉄道~

■イノベーションの三つの心得(3)■~世の中を大きく変えるもの~

■なぜ企業家精神が必要とされるのか(2)■~継続していく企業家社会~