■マーチャント・バンクで働く人間■~間の抜けた鳴き声~

 おはようございます。


明るい陽が射し込む

川崎の朝です。


梅雨も後半、

紺屋から明日にかけては

雨が降りそうです。


月曜日、今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ドラッカーは、

リチャード・モーゼルから、

マーチャント・バンクである

フリードバーグ商会で、

アナリスト兼秘書役で

いつから働いてもいいよ、

と言われた。



そして翌日から働き始め、

三年後ニューヨークに向けて発つまで

働くこととなったがその三年間、

あの鳩時計はリチャードに

気に入ってもらえず、

ドラッカーの机の脇に置かれたまま、

15分ごとに間の抜けた鳴き声をあげて

ドラッカーを悩ませた、

と続ける。



ドラッカーは、

マーチャント・バンクで働く人間として、

上出来に仕事をしたと言ってもらえ、

フリードバーグ商会は

そのような待遇をしてくれた、

とする。



そして、ドラッカーが

ロンドンを離れる決心をしたときには

引き留めてくれ、

数年のうちには共同経営者にすると

言ってくれた。





「いよいよ辞める段になると、


 ニューヨークを最終目的地とする


 地中海周遊船の一等船室ペア券という


 豪華なプレゼントをしてくれ、


 かつ同社の在ニューヨーク投資顧問として


 二年間遊ばせてくれた。」


(Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

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