■『タイム』の問題点■~一流の編集者は寛大ではなかった。~
おはようございます。
青空が広がる高知の朝です。
今日も一日晴れ、
日中は30度超え、
朝晩は秋、日中は真夏です。
日曜日、良い休日をお過ごし下さい。
----------------------
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーはルースから
好待遇の『タイム』の国際面編集者のスカウトを受けたが、
『タイム』のやり方に対しては、
あまり感心していなかった、
とした。
そして、ルース考案の
グループ・ジャーナリズムなるものは、
ドラッカーには間違いに思えていた、
と続ける。
ドラッカーは、
自分が知っている
一流の編集者は、
すべて自分で読み、
編集し、書き直していた、
とする。
『ニューヨーカー』の
ハロルド・ロスがそうであり、
1910年から30年にかけて
『サタデー・イブニング・ポスト』
の基盤をつくったホレス・ロリマーが、
『マンチェスター・ガーディアン』の老スコットが、
『ベルリナー・ターゲスブラット』のテオドール・ヴォルフが、
1870年代の ロンドンの『ザ・エコノミスト』の
ウォルター・バジョットがそうだった。
「一流の編集者は寛大ではなかった。
勝手に書かせはしなかった。
自分たちのスタイルを守った。」
(Ⅲ アメリカの日々 12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)
コメント