■反共の名の下に■~長期戦を戦い抜く気力~
おはようございます。
薄曇りの高知の朝、
浮かぶ雲が茜色に染まっています。
今日はだんだん下り坂、
雨も降りそうです。
月曜日、今週もよろしくお願いします。
----------------------
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
今日のアメリカ人は、
当然のことではあるが、
あのマッカーシー旋風を恥じている、
とした。
しかしわれわれは、
ブラックリストなるものは、
1930年代に
アメリカの共産党員と
そのシンパによって、
アメリカの学界、
報道界、マスコミに持ち込まれ、
広く使われたものだったことも
忘れてはならない、
と続ける。
マッカーシーは、
他のあらゆることと同様、
反共の名の下に
共産党が行なったことを
行なったにすぎなかった。
「もし、私が『タイム』の取材と
編集の方法に疑念を
持っていなかったとしても、
私には、社内の抗争に加わるとか、
三面戦争、
すなわち留任を当然とするゴールズボロ、
自分たちの誰かの昇格を望む編集者たち、
共産党員とそのシンパを相手とする
長期戦を戦い抜く気力はなかった。」
(Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)
コメント