■過去との決別は歓迎されない■~マネジャーのエゴ~
おはようございます。
朝からまぶしい陽が射す高知の朝です。
しかし昼前ころからは曇り、
黄砂は少なそうですね。
火曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
ドラッカーを信奉する人々に、
ドラッカーの思想のうち
最も重要だと思うものを
三つ挙げてもらったなら、
「あえて過去と決別する」は
まず選ばれないだろう、
とする。
そして、
過去との決別は、
「事業の目的としてふさわしいのはただひとつ、
顧客を創造することである」や、
第二次大戦後に一世を風靡した
目標によるマネジメント(MBO)とは違い、
人々の興味を強くひくものではない、
と続ける。
クレイムズは、
経営幹部のプレゼンテーションにおいても、
「過去との決別」というフレーズは
あまり映えそうもなく、
マネジャーは一般に、
自分が何かの製品分野から撤退したり、
アイデアを捨てたりしたことを
誇りにしないものだとする。
「「捨てる」という決断は、
じつは歴史に残る大ヒット商品の
誕生につながったのだが。
「捨てる」という決断は、
ドラッカーのいう「マネジャーのエゴ」により
妨げられてしまう。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第7章 明日だけを見つめよ)
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