■ウォルマートの創業■~小売イノベーションへの恐怖~

 おはようございます。


高知の寒い朝、晴れています。

日中も真冬並みの寒さになりそうです。


土曜日、良い週末をお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



クレイムズは、

イノベーションを推進するほかに

選択肢がない、

という状況もありえるとした。



そしてその典型的な事例として、

サム・ウォルトンによる

ウォルマートの創業をあげる。



1962年、ターゲットやKマートの創業と

相前後するように、

サム・ウォルトンの手により

ウォルマートの第一号店がオープンした。



ウォルトンはこのときすでに

10以上の店を構えていたが、

ディスカウントストアはひとつもなかったのだ。



ディスカウント業界は

20億ドル規模にまで

膨らんでいたため、

ウォルトンは、

新しい業態に進出しなければ、

全米を席巻しつつある小売イノベーションに

押しつぶされるだろう、

と恐怖を抱いていた。






「つまり彼は、


 新世代のライバルたちの動きを受け、


 イノベーションに乗り出さざるをえなかったのだ。」



(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第15章 イノベーションについて)

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