■将来への備えをしておく■~あくまでも窮余の策~
おはようございます。
夜明け間近の高知、
見上げる空にはほとんど雲が見えません
日中も晴れ、風さえなければ
ポカポカ陽気になりそうですがどうでしょう。
金曜日、良い一日をお過ごし下さい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
インテルはマイクロプロセッサー分野は
事業全体に占める比率は大きくなかったが、
過去五年にわたり、
IBM PC向けにマイクロプロセッサーを
供給してきた実績があった、
とした。
くわえて、マイクロプロセッサー事業は
将来性が高かったと続ける。
メモリーチップの役割が
記憶媒体にかぎられるのに対して、
マイクロプロセッサーは演算機能を備えており、
コンピュータの頭脳ともいえる役割を果たすのだ。
苦に満ちた数年ののち、
インテルはマイクロプロセッサー業界の
覇者となったが、
残念ながら、
グローブとインテルは
以上のような道筋を
積極的に選んだのではなく、
あくまでも窮余の策だった。
「切羽詰まってからようやく動いたわけで、
『将来への備えをしておかないと、
最強の企業でさえ苦境にあえぐことになる』という、
ドラッカーが警告した状況にあったのである。
『あえてリスクをとって将来を切り開く』ことを
怠っていたのだ。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第15章 イノベーションについて)
コメント