■袋小路に入ったインテル■~日本企業の攻勢~

 おはようございます。


未明の高知、南西の空に右半分が

きれいに切り取られた半月が

浮かんでいます。


今朝も冷えました。

でも日中は少しは暖かくなりそうです。


月曜日、今週もよろしくお願いします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−




∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



クレイムズは、

インテルは10年超ものあいだ、

メモリーチップ業界で

リーディング企業の地位を誇り、

先行者利益により、

100%に近い市場シェアを握っていた、

とした。



しかし、このような業界支配は、

劇的なかたちで揺らごうとしていた、

と続ける。



1980年代半ば、

日本企業の攻勢により、

インテルの牙城は

崩されようとしていたのだ。



日本製のチップは品質で勝っていたばかりか、

価格も安く、

創業メンバーのアンディ・グローブは、

自社が主力製品の開発や

新工場の開設に手間どったため、

事態をいっそう悪化させたことに

気づいたのだとした。







「日本メーカーにメモリーチップ市場の


 主導権を握られたあと、


 インテルは袋小路に入ってしまった。


 どう劣勢をはねかえそうとしても、


 いっこうに埒が明かなかったのだ。」



(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第15章 イノベーションについて)

コメント

このブログの人気の投稿

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~

■ゾフィー先生のまわりに輪■~生徒自身への関心~

■ハーケンクロイツを外した■~帽子をとっての一礼~