■失敗をあらかじめ織り込む■~独立した少数精鋭部隊~
おはようございます。
曇り空の高知の朝、
さっきまで雨が降っていたようで、
道路が濡れています。
日中は断続的、
夕方から明日にかけては
しっかり振りそうです。
横浜に住む孫が遊びに来るので、
お仕事はしばらくお休みです。
月曜日、今週もよろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
『イノベーションのジレンマ』の巻末、
読者への手引きのなかで、
クリステンセンは、
破壊的技術については、
それを必要とする顧客を抱える組織に責任を負わせ、
ヒト、モノ、カネが
そこに流れるようにするべきだ、
と書いているとする。
くわえて、破壊的技術の責任者や開発チームを、
主力製品を扱う部門内に置くべきではない、
とも述べている。
むしろ、
ちょっとした前進が
士気の高揚につながるように、
ほかの部門から独立した
少数精鋭部隊を立ち上げるべきだ、
と強く訴えている。
クレイムズは、
クリステンセンのこの提案は、
ドラッカーの主張とも、
ピタリと重なり合うとする。
「クリステンセンは、
『失敗をあらかじめ織り込んでおくとよい』
とも述べている。
最初からすべてをうまくこなそうとするのではなく、
破壊的技術の商用化を学習のチャンスととらえ、
必要に応じて軌道を修正するとよい、
というのだ。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第15章 イノベーションについて)
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