■美術を教えるゾフィー先生■~生徒の名前を覚えなかった~
おはようございます。
薄曇りの高知の朝です。
これから晴れますが、
夜には一雨ありそうです。
土曜日、良い週末をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ゾフィー先生は
エルザ先生とは正反対に、
生徒自身に大きな関心を持っており、
生徒たちはゾフィー先生のまわりに
輪をつくっていた、
とした。
そしてゾフィー先生のそばには
いつも生徒がおり、
何かがうまく行かないと、
いちばん年長の生徒でさえ、
先生のもとへ駆け込むのだった。
ゾフィー先生のもとには
悩みや自慢話が持ち込まれ、
先生は生徒たちの名前を
まったく覚えていなかったが、
いつでも彼らを抱きしめたり、
背中をぽんと叩いたりして、
褒め言葉やお祝いの言葉をかけるのだった。
「ゾフィー先生は美術を教えており、
その工房はイーゼル、クレヨン、絵筆、
木工具、ハンマー、小さなミシンなどで溢れる
不思議な空間だった。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)
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