■「知恵」を備えている■~素朴な価値観の実践~
おはようございます。
朝から青空が広がってます。
今日も夏日、
”暑熱順化”にご注意を。
土曜日、良い休日をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
「愚かな老婆」が
効き目を発揮したことを語った。
そして、自身が何年ものあいだ
ナチスと言い争いをつづけていたが、
少しも効果がなかったと続ける。
それなのに、
祖母はマナーを持ち出して、
相手を説き伏せたのだ。
ドラッカーは祖母を
賢者だとは思わなかったが、
洗練、賢明さ、知性とは違う、
「知恵」を備えているのではないか、
という見方を強めていった。
そしてもちろん、
こっけいな面もあったが、
祖母の主張は
正しかったのではないだろうかとし、
結論として次のとおり語る。
「祖母は素朴な価値観を
暮らしのなかでそのまま実践した。
そのような価値観を二〇世紀に引き継ごう、
少なくとも自分のまわりの人々には
伝えようとしたのである。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)
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