■正しい答えではなく、正しい問いを(2)■~間違った焦点の合わせ方~
おはようございます。
未明の高知、
南西の空に朧にうるんだお月さんが
浮かんでます。
久しぶりにしびれる寒さです。
日中は晴れもあり雨もありで、
二桁ギリギリの寒い一日になりそうです。
温かくしてお過ごし下さい。
火曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
~『現代の経営』から
上田さんは、
教科書は事実を収集せよというが、
問題の定義と分類によって、
関係のあるデータ、
すなわち事実が何であるかを
知ることができるとした。
そして、
一見して重要な要因が
本当に重要であったり、
そもそも関係があったりすることは稀であり、
それらのものは、
せいぜい兆候にすぎず、
最も目立つ兆候が
問題の鍵であることは稀であると続ける。
さらに、
意思決定において最初の仕事は、
問題を見つけ、
それを明らかにすることであり、
この段階ではいくら時間をかけても
かけすぎるということはないとする。
ドラッカーは、
意思決定についての議論のかなりの部分が、
問題の解決すなわち
答えを出すことに集中していると指摘する。
「間違った焦点の合わせ方である。
問題の解決だけを重視してよい意思決定は、
さして重要でない日常の戦術的な意思決定だけである。」
(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅳ人を動かす 3 なぜ意思決定で誤るのか)
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