■組織構造と活動間のバランス■~マネジメントの浪費~









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ドラッカーは、企業の持つ第三の機能”生産性の向上”には、
重大な影響を与える要因がいくつかあるとする。

その6個目【組織構造の適切さ、および活動間のバランス】

企業活動にとって重要な役割を担うマネジメントは、企業の持つ他の資源である、
人・モノ・かねと同様にその活動の量・範囲に限界がある。

そこで、企業の組織構造がポイントとなる。
マネジメントが行いずらい組織構造であると、そのマネジメントとい
う企業にとってもっとも稀少な資源が浪費されることになる。

マネジメントが、企業と自らの強みを発揮できる組織構造のなかで、適切な活動が
できることがマネジメントと企業全体の生産性を大きく左右する。

また、トップマネジメントがマーケティングという企業の基本的な活動に関心を持たずに、
技術や製造プロセスなど内部にのみ関心を示すことは、企業の基本的な活動が疎かになり、
企業全体の生産性が低下することとなる。


「組織構造が不適切なために、マネジメントが自らなすべきことを行わなければ、

 マネジメントという企業にとってもっとも稀少な資源が浪費されることになる。

 トップマネジメントが、マーケティングに関心をよせるべきであるにもかかわらず、

 技術にしか関心を示さなければ、生産性は低下する。」


~「マネジメント」











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