ドラッカーは、企業の第三の機能として”生産性の向上”があるとした。
そして、その生産性には、労働という目に見えるもの以外に
重大な影響を与える要因がいくつかあるとする。
その三っつ目【製品の組み合わせ(プロダクト・ミックス)】
プロダクト・ミックス、例えばマックではハンバーガー、コーラ、ポテトフライを
組み合わせてセット価格でお得感を出している。
また、IT機器メーカーは、パソコンやスマートフォンなどのハードとOSや
アプリケーション等のソフトの組み合わせなどで操作性や品質の優位性を
出している。
組み合わせることにより、個々の商品価値の合計以上の魅力を作り出すことは、
顧客には魅力的である。
また、企業にとっても、一つの商品が売れることにより複数の商品が売れることになり、
生産性が高まることとなる。
しかし、企業がハンバーガーは上手に作れるが、ポテトフライを作るノウハウはあまりない
といった場合には、質の低下や、コスト増加を招くことになる。
魅力あるプロダクト・ミックスだが、個々の商品を作るための技術や材料や設備などの
企業資源が確保されていることが大事なんですね。
「製品の組み合わせとは資源の組み合わせでもある。」
~「マネジメント」
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