■マネジメントに特有の機能■~外部において成果をあげる。~
マネジメントの疑うべきパラダイム最後のキーワード。
▲マネジメントの世界は組織の内部にあるか▲
ドラッカーは、マネジメントが組織の内部に焦点を合わせることは、
そもそも組織の本質と機能に反するとする。
企業、社会、大学、病院、ボランティア、自衛隊のいずれであれ、
その目的は組織の外部にある。
その目的を果たすためにマネジメントが取り組むべき仕事は次のとおり。
●組織が上げるための成果を明確にする。
●それを実現するための資源(人・モノ・かね)を組織する。
ドラッカーは、マネジメントの役割は成果をあげることだが、
これはもっとも難しく、もっとも重要な仕事で、マネジメントに
特有の機能であるとする。
そして、マネジメントとは、”組織の外部において成果をあげるための機関である。”と結ぶ。
「マネジメントとは組織の外部において成果をあげるためのものであり、
したがってまず、それらの成果を明らかにし、
次にそれを実現するために手にする資源を
組織しなければならないということである。」
~「マネジメント」
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