■”人・モノ・かね”の目標■~経営資源に必要なマーケティング~
イノベーションには三種類の目標設定が必要とした。
ドラッカーはさらに、三種類の経営資源、つまり”人・モノ・かね”
についても目標を設定する必要があるとする。
企業活動には、材料や機材などの物的資源や働く人々、そして資金が必要である。
この中でも”人とカネ”は、特に重要である。
人材は企業の宝で、優秀な人財を確保することは企業活動の命運を握る。
今いる人材と新しい人材の双方である。
新しい人を引き付け、今いる人を引き止めておく必要があるのだ。
そのためにわが社の仕事をいかなるものとしなければならないか。
また獲得できる人材はどの様な人で、それらの人材を引きつけるには
何をしなければならないかを問う必要がある。
人材についてのマーケティングである。
また資金については、わが社に魅力や発展可能性がなければ投資を受けることはできない。
銀行、社債、株式などわが社への資金の投入を、促すためにはいかにして魅力あるものにするか。
資金についてのマーケティングである。
「われわれが必要とする種類の人材を引きつけ、
かつ引き止めておくには、
わが社の仕事をいかなるものとしなければならないか」
~「マネジメント」
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