■経済活動とは、リスクを冒すこと■~確実な破滅を招くもの~


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目標を達成するには、”戦略計画”が必要であり、
そのためにまづ知るべきことは、”戦略計画”といえないものを
知ることだ。

四っ目、【戦略計画は、リスクをなくすためのものではない。】

企業は、今ある”人モノかね”という経営資源を使って、
短期の収益を上げる必要がある。
同時に、同じ経営資源を使ってこれからの中長期の成果に
結びつける必要がある。
つまり、今の経営資源を未来に賭けることである。
そしてその未来というものは、だれもが未経験で知ることができない、
不確実なものである。
不確実なもの故、未来には当然リスクが存在する。

ドラッカーは、そのリスクを冒すことが経済活動の本質であるとし、
逆にリスクを取らない、最小にしたいと考えることは、
”不合理かつ際限のないリスクと確実な破滅”を招くとする。

これまで経験したことや今できること以外は行わないとすると、
顧客や市場の変化への対応ができず、”陳腐化”の餌食になって
しまうこととなる。

”戦略計画”とは、企業が成果を上げるための活動が、
より大きなリスクを負担できるようにすることと考えるべきなんですね。

「経済活動の本質とは、リスクを冒すことである。

 リスクを皆無にすることは不毛である。

 最小にすることも疑問である。

 得るべき成果と比較して冒すべきリスクというものが必ずある。」







~「マネジメント」




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