■そこにいる者のためのマネジメント■~サービス機関の成果~


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ドラッカーは、今日の社会は多元社会であり、その中で、”サービス機関”は、
社会の構造を支える支柱であるとする。


サービス機関とは、組織が行う経済活動が生み出す余剰によってコストが
まかなわれている機関、具体的には政府や病院のような公的機関や
企業に存在するスタッフ部門などを指す。


社会や企業が機能するためには、このサービス機関が成果をあげることが
必要となる。


しかしサービス機関としての公的機関を見ると、組織は巨大化し、
予算は急増し、様々な危機を抱えている状況である。


ドラッカーは、このサービス機関が成果をあげることは、
マネジメントにより可能であるとする。




「あらゆる国において、官僚主義への不満が高まっている。


貢献と成果のためではなく、そこにいる者のためにマネジメントしている


との不満さえある。


しかし、公的機関を廃止する可能性も、廃止できる可能性もない。


今日の社会には、公的機関が果たすべき貢献を不要とする考えはない。」



~「マネジメント」



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