■本末転倒となる管理方法■~複雑さが招く混乱~
組織管理手段の七つの要件
その6点目
◆単純性
管理手段は、複雑であっては機能しないということ。
ドラッカーは、測定時間にも適切な間隔が重要であるとした。
そもそも管理手段とは、働く人たちの強みを発揮させる活動だ。
その活動には、報告、対話、測定、指示、研修など様々な方法があるが、
働く人の動機を組織目的に方向付けできなければならない。
そのための管理手段が、大袈裟であったり、奇抜であったり、
趣味趣向本位であったり、、、、。
複雑な作りであるとその活動方法自体に興味が移り
目的となる内容は伝わらないこととなる。
本末転倒なのだ。
「管理手段は、複雑であっては機能しない。
事態を混乱させるだけである。
肝心の管理の対象ではなく、管理の方法のほうに関心が移る。」
(6章 マネジメントの技能 29 管理)
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