■”間違い”ではなく“相違”■~違う現実を見ている。~





意思決定の6つのポイント、3点目
◆意見の相違を重視する。

ドラッカーは、意思決定には意見の対立が必須条件であり、
対立意見のないときには決定してはいけないとした。

次に、自分は正しくほかの人間は誤っている。
あるいは、一つの意見だけが正しく、その他の意見はすべて
間違っているとしてはならないとする。

違う意見とは、”間違い”の意見ではなく、
“相違”した意見と考えるべきである。
その相違した意見には、自分とは異なる根拠があると考え、
その違いを明らかにすることからスタートしなければならないとする。



「明らかにまちがった結論に達している者がいても、

 それは、何か自分と違う現実を見、

 自分と違う問題に関心を持っているからに違いないと

 考えなければならない。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第6章 マネジメントの技能  27 意思決定)



   

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