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12月, 2021の投稿を表示しています

■ブロンクスビルの自宅に招待■〜妙なことばかり考えていた。〜

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 おはようございます。 東の青空に茜に染まった小さな雲が浮かぶ 高知の朝です。 大晦日、今日も晴れの一日の様です。 この一年は慌ただしい年で、 公私共に新しいステージに入りました。 来年は地固めの年にしたいと思います。 一年間ありがとうございました。 来年もまたよろしくお願いします。 よいお歳を!!! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 テクノロジーとは、 人間の生産物に影響を与えるだけでなく、 人間そのものを規定し、 人間が自らをいかに見るかを規定するものだった、 とした。 そして、 そういうわけでドラッカーは、 マーシャルをニューヨーク市郊外の ブロンクスビルの自宅に 立ち寄るよう招待したのだった。 やがて彼は、ブロンクスビル、 次にバーモント、そして1949年以降は ニュージャージー州モンクレアの家を 頻繁に訪れるようになった。 ドラッカーは、 彼はいつも自分の考えていることだけに 夢中になってはいたものの、 楽しい客だったが、 20年以上に及ぶ付き合いの中で、 一度たりとも、 ドラッカーが何をしているのかを 尋ねたこともなければ、 說明を聞いたこともなかったと思う、 とする。 「彼もまた、  彼自身のことについては  一度も話したことはなかった。  いつも、彼は考えていることについて話した。  いつも、妙なことばかり考えていた。」 (3 アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■仕事についての抽象的コンセプト■〜人間そのものの規定〜

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 こんにちは おはようございます。 よく晴れた高知の朝です。 オミクロン株がじわじわと足元に広がり始めている。 感染症は人の動きに連動するものだが、 年末始の移動ラッシュが平時並みに近いという。 オミクロンは感染力は強いが、 症状は軽いといわれるが、 感染者数が増えれば医療資源は枯渇に向かう。 油断は禁物。 今年も後2日、少し身辺の整理でもします。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 組み立てラインは道具であるが、 それは人間組織のあり方と 社会自らの社会観に 重大なかかわりを持ち、 産業社会とよばれるに至ったものの 基盤となった、 とした。 そして、 組み立てラインとは、 仕事についての一つの 抽象的なコンセプトである、 と続ける。 しかも、新しい現実として 受け入れられはしたものの、 ものづくり全体から見るならば 小さな部分の一つにすぎず、 事実組み立てラインで 働く者の数はごく一部にすぎなかった。 ドラッカーは、 テクノロジーとは、 教養人やテクノロジストが 考えてきたほど簡単なものではなかった、 とする。 「すなわちテクノロジーとは、  人間の生産物に影響を与えるだけでなく、  人間そのものを規定し、  あるいは少なくとも、  人間が自らをいかに見るかを規定するものだった。」 (3 アメリカの日々 12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■組み立てラインは道具■〜テクノロジーと文化の関係〜

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 こんにちは 四国山脈の上空には、 雲の合間に青空がのぞいています。 見渡す頂にはまだ積雪はないようですが、 高知平野のど真ん中は津々と冷え込んでます。 休肝日明けの水曜日、 今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 活版印刷がグーテンベルクの発明ではなく、 そのはるか前から 中国で使われていたことを知っていたので、 マクルーハンの言うことは理解できなかった、 とした。 ところが中国では、 マクルーハンの言ったことの 何一つ起こってはおらず、 活版印刷なる新しいメディアは、 文化、学問、認識に 何らの影響ももたらさなかった、 と続ける。 中国では、 昔ながらの筆写を陳腐化させることもなく、 いわんや知識、教授法、教授内容、学習内容の いずれをも陳腐化させなかった。 しかしドラッカーはその頃すでに、 テクノロジーと社会、 そしてテクノロジーと文化の関係に関心を 持ち始めており、 あのもやし野郎の言うことには、 何かがあると思った、 とする。 「たとえば、  組み立てラインは道具である。  しかしそれは、  人間組織のあり方と社会自らの社会観に  重大なかかわりを持つ。  それは、産業社会とよばれるに至ったものの  基盤となった。」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■メディアはメッセージなり■〜グーテンベルクの発明ではない〜

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こんにちは 晴天がすがすがしい、南国市の昼下がりです。 今朝は久ぶりに須崎の夜明けを迎えました。 昨晩は、会社メンバーでの初吞み会。 盃が飛び交う土佐の宴、 人の交わりはやはり、こういった場面から始まるなぁと、 実感しました。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 40年前のあのときマクルーハンは 「メディアはメッセージなり」 とは言わなかった、 とする。 そして、当時はまだ、 メディアという言葉には、 コミュニケーションの伝達手段としての 意味はなかった、 と続ける。 しかし、明らかに あの頃、 すでに彼は、「メディアはメッセージなり」 と信じていたに違いなく、 少なくとも、 メディアはメッセージを 規定すると信じていたに違いなかった。 「私もあの英文学部の学部長と同じように、  マクルーハンの言うことは理解できなかった。  私は、活版印刷がグーテンベルクの発明ではなく、  そのはるか前から中国で使われていたことを知っていた。」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■知識とすべきものを規定した■〜あのもやし野郎〜

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 おはようございます。 未明の高知の朝、 天気予報通りの厳しい冷え込みです。 日中も冷え込んだ真冬の一日となりそうです。 月曜日、今週も一週間よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ マクルーハンは、 モダンの世界観をもたらしたのは、 コペルニクスやコロンブスではなく、 活版印刷だったと論じた。 彼の発表が終わると、 聞いていた学部長クラスの一人が、 活版印刷が大学の教授内容に 影響を与えたのかと聞いたところ、 そうではなく、 活版印刷は知識とすべきものを 規定したのだと答えた。 質問者は「そんな馬鹿な」と言ったので、 議長が大急ぎで次の発表者の名を呼び上げることとなったが、 論文発表会が終わって会場から出て行くとき、 先の質問をした某有名大学の 英文学部の学部長が、 連れにこう言うのが聞こえた、 とする。 「あのもやし野郎が  大学について話をし出したときには、  来年採用しようかと思ったんだよ。  でも、どこかの工業大学に譲ろう」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■グーテンベルクの新しいテクノロジー■〜印刷本が教授内容まで変えた〜

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おはようございます。 快晴の高知の朝、 まぶしい日が差し始めました。 今日は、高知交響楽団の演奏会で、 生の音源を堪能してきます。 ムゾルグスキーの”展覧会の絵”が楽しみです。 日曜日、よい休日をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マクルーハンとという、 至って平凡に見えた英語教師が、 変なことを言い出した、 とした。 そして、中世の大学は印刷本のおかげで 陳腐化したと言ったまでは、 常識として受け取れたが、 彼は進んで、 印刷本が教授法と表現法だけでなく 教授内容まで変えたために、 近代大学が生まれたと論じた、 と続ける。 この男は、学問の新展開は、 ルネッサンス、ギリシャ・ローマの再発見、 天文学の発展、地理上の発見、 新たな科学とも、 ほとんど関係がないと言っているようだった。 「逆に、それら人類の知的な発展こそ、  グーテンベルクの  新しいテクノロジーがもたらしたものだと言った。  モダンの世界観をもたらしたのは、  コペルニクスやコロンブスではなく、  活版印刷だったと論じた。」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■マクルーハンなる人物がそこにいた■〜カナダ訛りの英語

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おはようございます。 薄い雲が東の空を覆う高知の朝、 昨日の雨はやんだようです。 これから気温が下がり、 年末に向かって厳しい寒さが襲ってきそうです。 土曜日、よい週末をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マクルーハンとは、 ある学会の会合で 二人とも論文発表者として、 同席したが、 私自身のテーマが何であったかは 覚えていない、 とした。 そして、 ドラッカーがはっきり覚えていることは、 マーシャル・マクルーハンなる人物が そこにいたということだけだったが、 カナダ訛りの英語で彼が発表を始めたとたん、 退屈させられるであろうことを覚悟した。 と続ける。 背はひょろりと高く痩せ、 論文は、近代大学のカリキュラムについての、 あまり興味を引く題目ではなかった。 「次年度の教員採用の目星を付けに来ている  学部長たちを前に行なう論文発表の常として、  彼の論文も当たりさわりのないものに思われた。  ところが、この至って平凡に見えた英語教師が、  変なことを言い出した。」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■彼は、見る人だった。■〜聴衆が体験するのはビジョン〜

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 おはようございます。 未明の高知、 今朝も冷え込みは穏やかですね。 今日は気温が上がり、 日中は18度の予報ですが、 よる遅くには雨が降りそうです。 山沿いではクリスマスにふさわしく 雪になるのかな。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フラーの講演に 聴衆は釘付けになったが、 誰も、フラーがどう話し、 どう身振りをしたかはもちろん、 どのような姿かたちだったかも覚えていない、 とした。 そして、 40年前のベニントン大学の学生以来、 あらゆる聴衆が体験するのは、 バッキー・フラーではなく、 バッキー・フラーが見るビジョンだった、 と続ける。 ドラッカーは、 フラーは幾何学者を称したが、 彼は、見る人だった、 とする。 「私はマーシャル・マクルーハンとは、  バッキー・フラーと出会った頃、  ある学会の会合で同席した。  二人とも論文発表者だった。  私自身のテーマが  何であったかは覚えていない。」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■話を聞いたという経験■〜聴衆は釘付け〜

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 おはようございます。 午前6時、日の出まで1時間、 今朝も冷え込みはいくらか穏やかです。 日中も暖かそうですね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 バッキー・フラーの講演に 時間制限は無理だった、 とした。 そして、 彼は抑揚なしに ひたすら話し続け、 初めも中間も 終わりもなかった、 と続ける。 聴衆は釘付けになり、 我を忘れさせられ、 誰も、言葉は一言も 覚えていなかった。 「しかし、話を聞いたという経験は忘れない。  それはあたかも言葉の泡風呂だった。  誰も、フラーがどう話し、  どう身振りをしたかはもちろん、  どのような姿かたちだったかも覚えていない。」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■これから本番■〜講演に時間制限は無理〜

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 おはようございます。 未明の高知、 今朝も厳しい冷え込みです。 日中は少し穏やかな気温となりそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 あの頃、バッキーが必要としていたものは、 評判でも金でもなく大聴衆だった、 とした。 そして、 彼は小さな教室ではぎこちなく、 一対一では落ち着かなかったが、 大聴衆を前にするや、 並ぶ者のない名講師となった、 と続ける。 初めて大学で話をしてもらった夜、 司会のドラッカーは、 45分の講演と若干の質疑応答である旨を 全員に明らかにしておいたが、 実に四時間経っても、 バッキーは話を止めなかった。 ドラッカーが、 たまりかねて中断させようとすると、 手を振って「これから本番だよ」 と言ったのだった。 「ようやく私が話を止めたときには、  夜中の一時になっていた。  バッキー・フラーの講演に  時間制限は無理だった。、」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■バッキーの言葉の泡風呂■〜評判でも金でもなく大聴衆〜

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 おはようございます。 未明の高知、 今朝も厳しい冷え込みです。 須崎駅がリニューアルし、 駅前はイルミネーションで 飾られているとのこと、 縁ある地域、覗いてみたいな。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 バッキーは、 40年前なぜ彼が現実的でないと 言われなければならなかったかを、 今もって理解できないでいるに違いない、 とした。 そして、 ドラッカーはバッキーと、 ほぼ10年間というもの、 かなり頻繁に会った、 と続ける。 彼は、ドラッカーが 1940年代のほとんどを過ごした ベニントン大学の 教授陣に加わることは断ったが、 実際には、彼はよく大学へ来ては 講義をしてくれた、 とする。 「あの頃は、  ベニントン大学の学生だけが、  彼の聴衆だったのではないかと思う。  あの頃、バッキーが必要としていたものは、  評判でも金でもなかった。  聴衆、しかも大聴衆だった。」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■現実のものとなったデザイン■〜今もって理解できない〜

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 おはようございます。 未明の高知、今朝も厳しい冷え込みです。 日中は昨日より暖かくなりそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 バッキーは構造材を不要とした 超軽量のダイマクシオン・ハウスよりも、 なぜ人が幾何学的に不完全な 従来型の住宅のほうを選ぶのかが わからなかった、 とした。 そして、彼のデザインしたものたちは、 やがて別の用途に使われ現実のものとなった、 と続ける。 ダイマクシオン・カーは 宇宙開発に使われ、 ダイマクシオン・ハウスは 北極圏のレーダー・ステーションに使われ、 展示館やスタジアムに使われた。 「したがって、バッキーは、  40年前なぜ彼が現実的でないと  言われなければならなかったかを、  今もって理解できないでいるに違いない。」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■あまりに現実志向■〜幾何学的に不完全な住宅〜

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 おはようございます。 快晴の高知の朝、 今季一番の冷え込みでした。 日中は昨日よりいくらか気温が上がりそうです。 好天の日曜日、よい休日をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 バッキーに言わせれば 現実的でないのは、 世間のほうだった、 とした。 そしてたしかに、 バッキーの問題の一つは、 あまりに現実志向であるところにあり、 自分の考案した妙なデザインを、 ただただ現実的でありたいがために、 自動車、住宅、道路、地図など、 日常のあらゆるものに適用しようとした、 と続ける。 ドラッカーは、 むしろ彼のほうが、 たとえ天井あるいは床からしか 出入りできなくとも、 エネルギー効率のよい 彼の三輪自動車が 普及しないことを不思議がっていた、 とする。 「最大床面積と最小表面積によって暖冷房効率を最大化し、  しかも構造材を不要とした  超軽量のダイマクシオン・ハウスよりも、  なぜ人が幾何学的に不完全な  従来型の住宅のほうを  選ぶのかがわからなかった。」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■現実的だったバッキー■〜きわめて冷静な人間〜

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 おはようございます。 未明の高知、今朝は厳しい冷え込みです。 今年も余すところ2週間、 引っ越し、新しいチャレンジ等気忙しい一年、 少しづつ整理しましょう。 土曜日、よい週末をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 バッキーは自らを幾何学者と規定したが、 彼は地上の秩序以上のものを見、 宇宙の秩序と脈動を体感していた、 とした。 そしてあの頃は、 彼の友人や崇拝者までが、 彼を現実的でないとしていたが、 彼自身は強く否定した、 と続ける。 ドラッカーは、 実はそう言われるほど、 彼を激昂させるものはなかったとする。 「彼は本質的にきわめて冷静な人間だった。  ところが、現実的でないと仄めかされただけで、  声を荒らげて怒った。  彼に言わせれば現実的でないのは、  世間のほうだった。」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■天体の音楽を体感■〜幾何学的なビジョン〜

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 おはようございます。 薄明かりの高知の朝です。 今朝の冷え込みは随分と穏やかです。 昨日の雨も上がり、段々晴れてきそうです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 バッキーの理論は、 地球上の経済活動は 太陽活動が終わるまで 指数関数的に増大するというものだった、 とした。 ドラッカーは、 もちろん、 バッキーのこの予測には 納得できなかったが、 この彼の経済発展についての予測は、 やがて驚くほど、 正しかったことが明らかになった、 と続ける。 ただしその結論は、 分析や過去の事実とは関係のない 幾何学的なビジョンに 基づくものだった。 「バッキーは自らを幾何学者と規定した。  だが彼は、幾何学すなわち  地上の秩序以上のものを見ていた。  宇宙の秩序と脈動、  昔の言葉でいうならば  天体の音楽を体感していた。」

■エネルギーという一つの要因■〜太陽活動が終わるまで〜

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 おはようございます。 未明の高知、日増しに冷え込みます。 特にこれまでは感じなかった 朝方の厳しい顔の寒さに驚きます。 、 これをよく考えてみると、 川崎ではマンション、 高知では一戸建てという 寝室環境の違いなんですね。 今日は久しぶりに雨が降りそうですね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 バッキーには、 そもそも冗談はなかった、 とした。 そして、 いつも真剣で、 いつも言葉通りのことを意味していた、 と続ける。 彼のグラフは特異とさえ言えるもので、 大恐慌前の繁栄を望むのがようやくのその頃、 慢性的に停滞し常に危機に見舞われていたラテンアメリカ、 あるいはヒトラーの暴虐によって 崩壊しつつあったヨーロッパにおいてさえ、 やがて経済は、爆発的に伸びると予測していた。 ドラッカーは、 彼はそのようなありえない結論を、 エネルギーというたった一つの要因から 引き出していたとする。 「経済の動因たるエネルギーは  有機的な存在であるがゆえに、  地球上の経済活動は  太陽活動が終わるまで  指数関数的に増大するというのだった。」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■半分詩的で半分SF的な造語■〜バッキーに冗談はなかった〜

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 おはようございます。 未明の高知、快晴ですね。 日中は昨日よりいくらか暖かくなりそうです。 水曜日、休肝日明けです。 今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 バッキーは、 ヘンリー・ルースに発掘されて、 技術コンサルタントになっていたが、 そのルースにしても、 彼が考えていることは まったくわからないと言っていた、 とした。 しかしルースは、 異能の士を嗅ぎ分け、 発掘する特別の鼻を持っていたが、 『フォーチュン』には、 バッキーの半分詩的で 半分SF的な造語で示されるものを 理解できる者は一人もいなかった、 と続ける。 ドラッカーにしても、 経済発展を示すグラフを 描くことを妨害することによって、 経済発展そのものを妨害できるという 彼の考えに興味を引かれなければ、 さほどの関心を持つこともなかったと思う、 とする。 「もちろん私は、  それをバッキーの冗談だと思った。  ところがそうではなかった。  彼は本気だった。  そもそもバッキーに冗談はなかった。」 (�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■役にも立ちそうにないデザイン■~『フォーチュン』の技術コンサルタント~

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 おはようございます。 未明の高知は5度を下回る冷え込みです。 今日も快晴、 もう秋晴れじゃなく冬晴れなんですね。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ダグラスが最新鋭爆撃機の プロトタイプをつくった数年後、 バッキーは後にエレクトロニクスと よばれるようになったものの 出現を予測した、 とした。 そして、 バッキーはこの類の予測ならば いくらでもでき、 しかも、かなりの報酬を手にできたのだが、 彼がその種の仕事をするのは、 たとえば娘が病気になり、 どうしても医療費を稼ぐ必要が 生じたときだけだった、 と続ける。 ドラッカーは、 そのようなとき以外は、 ダイマクシオン、プライドーム、 テトラへリックス、テンセグリティなる名の、 たとえ機能したとしても、 何の役にも立ちそうにないデザインに 頑迷に取り組んでいた、 とする。 「バッキーは、  ヘンリー・ルースに発掘されて、  『フォーチュン』の技術コンサルタントになっていた。  ところが、そのルースにしても、  バッキーが考えていることは  まったくわからないと言っていた。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■空気力学もエンジンもない時代■~エレクトロニクスの予言~

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 おはようございます。 北の山々には雲がかかっていますが、 東南に目を向けると青空に明るい陽が射しています。 今朝は、昨日よりさらに冷え込みました。 この時間でも冷えています。 高知県地方は連日の快晴で、 放射冷却が進みますね。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 バッキーの名が、 テクノロジーの未来学者として 出始めていたにもかかわらず、 働きもせずに馬鹿な考えに 夢中になっている彼に、 わずかしかいない友人たちは、 怒りを感じていた、 とした。 たとえば飛行機についての 未来予測があったが、 聞くところによれば1929年、 ドナルド・ダグラスが、 バッキーのところへ 未来の飛行機の ラフな図を持ち込んだという。 その頃は、空気力学もエンジンも 素材もない時代だったが、 その図を見たバッキーは、 必要なものは理論、エンジン、素材であり、 それらのものは、 きっちり10年後に手に入るであろうと 言ったそうである。 「事実その10年後、  ダグラスは、  後に「空飛ぶ要砦」として知られるようになる  最新鋭爆撃機のプロトタイプをつくったのだった。  その数年後、バッキーは後に  エレクトロニクスとよばれるようになったものの  出現を予測した。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■奇妙な発明に夢中■~テクノロジーの未来学者~

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 おはようございます。 少し雲が出てますが、 明るい日が差し込んできます。 好天の日曜日、よい休日をお過ごしください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フラーの書いたものは ベストセラーとなり、 講演は満員で彼はヒーローとなった、 とした。 しかし、ドラッカーが ぶつかった頃、 彼は50歳近くにして無名で、 20年間にわたって、 奇妙な発明に夢中になっていた、 と続ける。 その間夫人が秘書として働き、 生活を支え、 彼のわずかしかいない友人たちは、 働きもせずに馬鹿な考えに 夢中になっている彼に怒りを感じていた。 「なぜなら、  その頃にはテクノロジーの未来学者として  名が出始めていたからだった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■今日彼はヒーロー■~壁と天井にグラフを描く~

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 おはようございます。 未明の高知、今日も寒いです。 日中は昨日同様暖かくなりそうですね。 土曜日、よい週末をお過ごしください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ある編集者の部屋から 後ずさりをして出てきたときに、 何か大きな物にぶつかって倒れ、 背後でも何かが転がり、 起き上がったようだった、 とした。 そして、倒れたままのドラッカーに、 そのものは、 「これでラテンアメリカの経済発展は10年は遅れた」 と言い置いて、 そのまま行ってしまった、 と続ける。 フラーは車輪付きの足場に乗り、 壁と天井に世界経済の発展について、 大きなグラフを描いていたのだった。 ドラッカーは、 今日、バックミンスター・フラーは 神話的な存在であり、 紳士録での記述は75行、 贈られた名誉博士号も37に 上るだろうとする。 「書いたものはベストセラーとなり、  講演は満員となる。  今日彼は、ヒーローである。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■文字通りフラーとぶつかった■~霧がかかったよう言葉~

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おはようございます。 未明の高知、寒いです。 曇り空も午後には晴れ、 二中は暖かそうですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 テクノロジーこそ、 人間学と自己認識の中核に 位置付けられるべきものであるとの認識に 到達しつつあった世代にとっては、 この二人のテクノロジーの予言者こそ、 来るべき新しい現実を垣間見せてくれる存在だった、 とした。 たしかに、 彼ら二人が見せてくれる景色には、 語ってくれる言葉は、 霧がかかったように神話じみていたが、 そのことがまた、 彼らの魅力を増してもいたのだった、 と続ける。 ドラッカーは1940年、 ヘンリー・ルースと「フォーチュン」 創刊10周年記念号の仕事をしている頃、 文字通りバッキー・フラーとぶつかった、 とする。 「ある編集者の部屋から  後ずさりをして出てきた私は、  何か大きな物にぶつかって倒れた。  私の背後でも、  何かが転がり、  起き上がったようだった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■人間学と自己認識の中核■~来るべき新しい現実~

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 おはようございます。 午前6時過ぎの高知は 薄明かりがやっと差し始めたところです。、 昨日は生温かな突風が昼過ぎまで吹き、 驚かされましたが、 今日は大丈夫そうですね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 テクノロジーがスポットライトまで 浴びるというような変化に対する 通常の反応は激しい拒絶だが、 そのような変化は、 なかったことにするのが一番よい、 とした。 それは、理念や、価値や、美や、知識が、 生計や生産とは無縁だった 古代ギリシャの教養人の世界に 戻れさえしたらという反応だった、 と続ける。 しかし、そのような単純な拒絶の底では、 間もなく新しい見方、 考え方の模索が始まるのも、 通例だった。 ドラッカーは、 フラーとマクルーハンが 突如脚光を浴びることになったのは、 そのような事情においてだった、 とする。 、 「テクノロジーこそ、  哲学、文化、美学、人間学と  結合されるべきものであり、  テクノロジーこそ、  人間学と自己認識の中核に  位置付けられるべきものであるとの認識に  到達しつつあった世代にとっては、  この二人のテクノロジーの予言者こそ、  来るべき新しい現実を垣間見せてくれる存在だった。」

■森に住む何者かが行なう専門的活動■~ときにはスポットライト~

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おはようございます。 未明の高知、 時折強い風が吹きます。 天気は今日も良さそうですね。 昨日から二十四節気の大雪入りしたましたが、 日中は18度まで上がり、 季節外れの暖かさになりそうです。 休肝日明けの水曜日、 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 テクノロジーが発達してもしても、 教養人の行なうことの意味、 重要性、方向が その影響を受けることはあまりなかった、 とした。 ところが1960年代、 テクノロジーがほかならぬ 人間の活動となった、 と続ける。 それまでは、 誰か知らぬ者、 森に住む何者かが行なう 専門的な活動だったが、 この頃、テクノロジーが 教養人の指定した舞台の袖から出て、 舞台上の役者たちとやり取りをし、 ときには、スポットライトまで 浴びるようになった。 、 「このような変化に対する通常の反応は、  激しい拒絶である。  そのような変化は、  なかったことにするのが一番よい。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■テクノロジストに任せておくもの■~影響を受けることはなかった。~

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 おはようございます。 未明の高知、 寒いですね。 今日は5日ぶりに須崎に行きます。 しばらく開けると、鍋焼きラーメンもいいかも。 寒いし。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フラーとマクルーハンという 二人の偉大なテクノロジストほど、 環境十字軍の10年におけるヒーローとして ふさわしくない者はいないはずだった、 とした。 だが実は、あの10年は、 外観だけが反テクノロジーだったに過ぎず、 実際には、テクノロジーは あの10年に発見されたのだった、 と続ける。 それまでテクノロジーは、 テクノロジストに 任せておけばよいもので、 テクノロジストがダムを作り、 教養人がジェームズ・ジョイスを読み、 バッハを聴き、自然の法則を発見し、 飛行機にせよ電話にせよ、 教養人がテクノロジーの実りを享受した。 「スチールペンが発明されて  がちょうの羽ペンを削る必要がなくなり、  電球が発明されて  夜遅く本を読めるようになっても、  教養人の行なうこと、  その意味、重要性、方向がテクノロジーの影響を  受けることはなかった。  あったとしてもごくわずかだった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■テクノロジーへの幻滅と敵意■~意識して進化する動物~

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 おはようございます。 未明の高知、 一週間前の天気予報では今日は雨、 しかし晴れそうですね。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マクルーハンにとって テクノロジーとは、 フラーとは別の意味で、 人間完成の道具だった、 とした。 そして、 テクノロジーによって人間は、 自らを変化させ、 成長させる、 と続ける 他の動物が進化の力によって 新たな器官を発達させるように、 人間は新たな道具によって 自らを成長させ新たな存在となる。 ドラッカーは、 テクノロジーへの幻滅と敵意こそ、 1960年代から 70年代前半にかけての時代の大義だった、 とする。 、 「したがって、  バッキー・フラーと  マーシャル・マクルーハンという  二人の偉大なテクノロジストほど、  環境十字軍の10年におけるヒーローとして  ふさわしくない者はいないはずだった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■人間完成の道具■~意識して進化する動物~

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 おはようございます。 今朝も快晴の高知です。 日中も晴れ、外歩きには絶好の様です。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マクルーハンは、 テクノロジーを 人間の延長上のものとして見ていた、 とした。 そして、 チャールズ・ダーウィンと 同時代に進化論を唱えた アルフレッド・ラッセル・ウォーレスは、 「あらゆる動物のなかで 人間だけが意識して進化する。 すなわち道具をつくる」と言った、 と続ける。 ドラッカーは、 おそらくマクルーハンは、 ウォーレスの言葉は 知らなかっただろうが、 彼の考えは、 ウォーレスとまったく同じだった、 とする。 「マクルーハンにとって  テクノロジーとは、  フラーとは別の意味で、  人間完成の道具だった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■テクノロジーとの一体化■~人間の延長上のもの~

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 おはようございます。 まぶしい日が射す高知の朝です。 冷え込みがきつい朝ですが、 日中は晴れても寒そうです。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フラーにとって、 テクノロジーとは天体の音楽で、 それは人間完成への道だった、 とした。 そして、 彼のいうダイマクシオンは、 最大の空間をもたらすデザインで、 19世紀最後の直観論者 マーガレット・フラーの甥として 終始彼女を意識していた、 と続ける。 ドラッカーは、 彼の世界は汎神論の世界で、 テクノロジーと一体化することによって、 人間の神性を体現しようとした、 とする。 「これに対し、  マーシャル・マクルーハンは、  テクノロジーを現世のものとして見た。  それは人間の延長上のものだった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■テクノロジーとは天体の音楽■~彼らは荒野の予言者~

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 おはようございます。 未明の高知、 日増しに朝の冷え込みが厳しくなります。 オミクロン株が世界に急激に広がり、 国内でも2例が確認されたが、 2例確認されればおそらく、 市中への広がりは進んでいるんだろう。 南アフリカ情報では軽症で済むとのことだが、 デルタ株よりか広がりやすいことは間違いない様子。 第6波に突入するのだろうか。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フラーとマクルーハンが 有名になるずっと前から友人で、 長い間、二人の言うことに 耳を傾けるわずかな人間の一人だった、 とした。 そして、そのドラッカーさえ、 彼らに従う者が現れるどころか、 彼らの声が世に届くことさえ ありえないのではないかと疑っていた、 と続ける。 ドラッカーは、 彼らは荒野の予言者で、 約束の地どころか、 オアシスからさえ、 はるかに離れた荒野にいた、 とする。 「バックミンスター・フラー  すなわちバッキー・フラーにとって、  テクノロジーとは天体の音楽だった。  それは人間完成への道だった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■テクノロジーとは天体の音楽■~それは人間完成への道~

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 おはようございます。 未明の高知、 今朝は冷え込んでます。 12月に入り、 夕暮れ時も急激に気温が 下がるようになりましたね。 昼間が短いこの時期、 日増し冬の空気に変わってきています。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フラーとマクルーハンが 有名になるずっと前から友人で、 長い間、二人の言うことに 耳を傾けるわずかな人間の一人だった、 とした。 そして、そのドラッカーさえ、 彼らに従う者が現れるどころか、 彼らの声が世に届くことさえ ありえないのではないかと疑っていた、 と続ける。 ドラッカーは、 彼らは荒野の予言者で、 約束の地どころか、 オアシスからさえ、 はるかに離れた荒野にいた、 とする。 「バックミンスター・フラー  すなわちバッキー・フラーにとって、  テクノロジーとは天体の音楽だった。  それは人間完成への道だった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■テクノロジーの予言者■~フラーとマクルーハン~

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 おはようございます。 未明の高知、 今朝の冷え込みは左程 きつくはないようです。 昨晩は雷鳴とどろく豪雨が、 長く続きましたが、 今日は一転して快晴の一日になりそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 バックミンスター・フラーと マーシャル・マクルーハンほど 対照的な者もいない、 とする。 そして、 外見、態度、考え方、話し方など全部正反対で、 フラーはずんぐりして詩を語り、 マクルーハンは ひょろりとして警句を放った、 と続ける。 しかし、 いずれも一九六〇年代の 同時期に時代の寵児となったが、 いずれも理由は同じで、 テクノロジーの予言者としてだった。 「私は、二人が有名になるずっと前から友人だった。  いずれも、最初に会ったのは一九四〇年頃だった。  長い間私は、二人の言うことに  耳を傾けるわずかな人間の一人だった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)