■あまりに現実志向■〜幾何学的に不完全な住宅〜
おはようございます。
快晴の高知の朝、
今季一番の冷え込みでした。
日中は昨日よりいくらか気温が上がりそうです。
好天の日曜日、よい休日をお過ごしください。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
バッキーに言わせれば
現実的でないのは、
世間のほうだった、
とした。
そしてたしかに、
バッキーの問題の一つは、
あまりに現実志向であるところにあり、
自分の考案した妙なデザインを、
ただただ現実的でありたいがために、
自動車、住宅、道路、地図など、
日常のあらゆるものに適用しようとした、
と続ける。
ドラッカーは、
むしろ彼のほうが、
たとえ天井あるいは床からしか
出入りできなくとも、
エネルギー効率のよい
彼の三輪自動車が
普及しないことを不思議がっていた、
とする。
「最大床面積と最小表面積によって暖冷房効率を最大化し、
しかも構造材を不要とした
超軽量のダイマクシオン・ハウスよりも、
なぜ人が幾何学的に不完全な
従来型の住宅のほうを
選ぶのかがわからなかった。」
(�V アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)
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