■機械はしょせん「愚か者」■~コンピュータの限界~
おはようございます。
未明の高知、
満天の星が朝焼けに
消えかかろうとしています。
日曜日、良い休日をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
最晩年のドラッカーは、
組織が生み出す情報の
90%が依然として
社内に関するものであることに
落胆していた、
とした。
そして上級マネジャーは、
顧客、消費者、市場などについて、
具体的な行動につながる情報を求めているが、
それが手に入らないため
いらだちを募らせている、
と続ける。
クレイムズは、
このいらだちこそ、
変革に向けた最大の
原動力になるだろうとする。
ドラッカーは、
情報をさまざまな角度から眺め、
コンピュータは企業やビジネスに
大きな影響をおよぼすだろう、
といち早く悟ったが、
一方ではその限界にも気づいていた。
「機械はしょせん「愚か者」にすぎず、
経営者やマネジャーになり代わって
難しい判断を下せるわけではないのだと。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)
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