■重要な情報を握っているのは(2)■~最も重要な情報は顧客ではない~
おはようございます。
暗い高知の朝です。
雲が多いですがこれから段々と
晴れてくる模様です。
日曜日、良い休日をお過ごし下さい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
~『ネクスト・ソサエティ』から
上田さんは、
産業の変化を調べるならば、
そのほとんどが既存の
市場、製品、技術の外で
起こっているとした。
そして、たとえばデパートは、
女性の社会進出の急速な進行を見過ごしたと続ける。
昼働く女性たちは、
デパートで買い物が
できなかったので、
当然デパートは彼女たちについての
情報を持たなかった。
ところが1980年代も終わり近く、
このノンカスタマーが流行や買い物の形態を
左右する存在になったが手遅れだった。
こうしてデパートは、
ますます数の少なくなる自らの顧客についてのみ、
ますます多くの情報を手にすることとなった。
ドラッカーは次のとおり説く。
「あらゆる組織にとって、
最も重要な情報は、
顧客ではなくノンカスタマーについてのものである。
変化が起こるのはノンカスタマーの世界においてである。」
(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)
コメント