■人が成果をあげること■~事業の健全さとは~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
グーグルの10の黄金律(『ニューズウィーク』2005年12月2日号)
①採用は委員会方式で行う
⇒少なくとも六人が面接する。全員の意見を重視する。
②社員が必要とするものはすべて提供する
⇒仕事の邪魔になるものはすべて除去する。
③人をつめこむ
⇒ほとんどの仕事をチームで行い、コミュニケーションを重視する。
チームメンバーの席は近くに置く。個室はつくらない。
④協力しやすくする
⇒席が近いため仕事の調整は容易である。
加えて週間報告をメールで行い、仕事の進捗状況の把握を容易にする。
⑤何でも社内調達する
⇒自社開発のツールを多用する。
Gメールの成功は数か月におよぶ社内利用のおかげだった。
⑥創造力を発揮させる
⇒業務時間の20%は好きなことに使う。
会社ペースの提案箱として、駐車場利用規則から商品開発にいたるアイデア交換のためのメーリングリストをもつ。
⑦コンセンサスを目指す
⇒「多数は少数よりも賢い」を基本的な考え方とする。
何ごとについても決定前に意見を集める。
マネジャーの役割は意見を集めることである。
時間をかけて検討し、チームとしての結束を深め、優れた決定をもたらす。
⑧曲がったことはしない
⇒グーグルのモットーについてはいろいろいわれているが、
われわれは誠心誠意本気である。
マネジャーとなれば、とくにそうである。
⑨データを重視する
⇒決定は分析にもとづいて行う。
内外の情報を集め、最先端に位置することを目指す。
事業の状況はオンラインで把握する。
⑩コミュニケーションに万全を期す
⇒金曜午後に全員集合、発表、紹介、質疑を行う。
全員が考えていることを知り合う。
「事業の健全さは、組織の美しさ、
明快さ、完全さにあるのではない。
人が成果をあげることにある。」
~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』
(第5章 企業は人である)
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