■実行前に陳腐化する意思決定■~情報は玉石混交~

おはようございます。

薄日が差す川崎の朝、
夜はにわか雨の可能性もあるとのこと。

産業競争力会議が「新たな労働時間制度」案を示した。
残業時間制限をなくすもので、
対象は「高収入・ハイパフォーマー型」労働者で
給料を仕事の成果、達成度のみに応じて支払うとしている。

その”成果、達成度”の評価基準は果たして、
客観性を持って、策定、運用できるのだろうか。


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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

ドラッカーは今日のマネジメントを、サーカスの綱渡りにたとえた。

また、マネジメントにとって、大量な情報と知識の流通は、
意思決定を容易にするはずであった。
しかし、現実には情報と知識の氾濫する中では、
必要なものさえ見分けることが困難となった。

ドラッカーは
”今日マネジメントが手にする情報は玉石混交である。”という。

しかも、懸命に行った意思決定も、この変化の速さの前では、
実行に移される前に陳腐化していく。


「理屈の上では、情報と知識の氾濫のゆえに、

 意思決定とその実行もいたって容易になったはずである。

 しかし、現実はそうではなかった。

 逆にあらゆるものの境界が消失し、

 あらゆるものの変化が加速するなかにあって、

 情報の氾濫が混沌を増大させている。」

~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』
  (第6章 意思決定が成果をあげるための方法)





















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