■市場志向ではなく製品志向■~知識と行為は無関係だった。~

おはようございます。

青空の広がる川崎の朝。
冷え込みました。
北日本では記録的な寒波とのことです。

お気を付け下さい。
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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



ドラッカーは、
これからの学問は、
学部、学科、科目のいずれもが陳腐化し、
理解と学習の障害になると考えるべきである、
とした。

したがって有機化学と無機化学の区別が
なくなりつつあることに驚いてはならない、
と続ける。

19世紀までは、知識と行為は無関係であり、
知識は精神のためのもので、
行為は、知識ではなく
経験と技能を基盤としていた。

そして技術は、科学と切り離され、
徒弟によって習得されていた。



「知識の探求とその成果は、

 応用から切り離されていた。

 研究対象ごとに

 知識の論理に従って組織されていた。

 学部、学科、科目、さらには学位、高等教育の全体系が、

 専門別に組織されていた。

 市場志向ではなく製品志向だった。」


~『イノベーターの条件』
(Part4 問われる知識と教育 1章 知識の政治学)








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