■その呪縛を解くこと■~自らの倫理に責任をもつ。~
おはようございます。
明るい空が広がる
川崎の朝です。
日中は暖かくなり、
桜も随分と開くことでしょう。
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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
今日アメリカには、
2千を超える大学と
8万に及ぶ学校がある。
そこでは、能力のある教師ならば、
解雇させられても、
次のよい職場を見つけられる。
ドラッカーは、そんなアメリカでは、
心身ともに健康でありながら、
教授になったとたん
働かなくなる者があまりに多い、
と続ける。
知識に関わる者がまだ
力を手にしていなかったころには、
これらの問題も無視できた。
もちろん問題はあったが、
狭い世界の問題だった。
しかし、知識に関わる者が力の中枢に
位置するようになった今日にあっては、
もはや狭い世界の問題ではすまない。
力をもつ集団は、
自らの倫理に責任をもたなければならない。
さもなければ堕落する。
「知識ある者は、
教育の内容、水準、成果、
影響について責任を負う。
学位は満足気に眺めているべきものではない。
社会的に意味のあるものにできないならば、
少なくともその呪縛を解くことが、
知識に関わる者の責務である。」
~『イノベーターの条件』
(Part4 問われる知識と教育 1章 知識の政治学)
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