■知識そのものへの疑問■~主たる経済資源~

おはようございます。

今日は春分の日、
まだ雲が多い川崎の朝ですが、
段々と日が差し始め、
暖かな一日になりそうです。

これで、靖国神社の桜も
開花するんでしょうね。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


 
ソクラテス以来、西洋では
知識の価値は当然のこととされ、
神学者たちは、
何が真の知識かをめぐって争った。
しかし、知識そのものを否定したり、
その価値と意義に疑いをはさむ者はいなかった。

そしてそのころ、
すべての知識は真理につながり、
あらゆる知識が神聖化されるとの
今日のわれわれの考え方が確立された。

 

「それでは今、

 はたしてわれわれは、

 西洋の基盤ともいうべき

 この原理を捨てようとしているのだろうか。

 われわれが知識の価値に疑問をもちうるのは、

 まさに知識の成功のおかげである。

 知識の価値が疑われるようになったのは、

 それが行動の基盤となり、

 主たる経済資源となったからである。」


~『イノベーターの条件』
(Part4 問われる知識と教育 1章 知識の政治学)












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