■成果と意欲に害を与える。■~ミドルマネジャーの脂肪分~

おはようございます。

間もなく雨が降りそうな、
湿気の多い川崎の朝です。

今日は雨のところが多いようです。

雨具をお忘れなく。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


続いてドラッカーは、
中間管理職の存在について触れる。

ミドルマネジャーは急速に
増加してきたが、
この”急速”というスピード感は
行きすぎであり、
弊害として混乱と無駄を
生み出すとする。

そして、
これまで行われてきた
ミドルマネジャーの仕事にふさわしい
人員数が過剰になり、
その仕事にふさわしい量と質を
無意味にすることとなった、
と続ける。

この問題について、
ドラッカーは、何よりもまず、
ミドルマネジャーから
脂肪分を除去しなければならない、
とする。

そのためには、
◆本当にしなければならないことは何か
を検討し、
◆必要のないこと、削減したり廃止すべきことは何か
を考えなければならないとする。

マネジメントは、
このミドルマネジャーの仕事についての
方向づけを行い、管理する必要がある。



「急速な増加は行きすぎを伴う。

 もたらされるものは混乱と無駄である。

 ミドルマネジメントについても、

 過剰となることほど害の大きなものはない。

 成果を越えた害を与える。

 成果と意欲に害を与える。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第5章 マネジャー 25 ミドルマネジメント)






















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