■誰も聞かなければ、音はない■~無人の山中で木が倒れたとき~

おはようございます。

曇り空の川崎の朝です。

東京地方は湿気満帆状態のままで、
雨にはならないようですね。

一日よろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



コミュニケーションの持つ
4つの原則。

その1(1)
◆コミュニケーションは知覚である。

知覚は、人それぞれ異なる。

例えば蛇をペットとして
飼っている家庭の子供には、
蛇は可愛いものだが、
飼っていない家庭の子供には、
気味の悪いもの。

あらゆる物は見方により複数の面があり、
相手がどの様な理由で、
どの側面を見ているかを知らなければ
コミュニケーションは成立しない。

コミュニケーションは
相手が知覚しているものを
ベースにして成立する、
つまり受け手がコミュニケーションを
成立させる。

仏教の禅僧が問うた、
「無人の山中で木が倒れたとき、音はするか」
の答えは「否」である。

音波は発生するが、
そこには意味のない音波しかない。

音波は知覚されることによって音となる。



「音波は発生する。

 だが音を感じる者がいなければ、

 音はしない。

 音波は知覚されることによって音となる。

 ここにいう音こそ、

 コミュニケーションである。」

~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(6章 マネジメントの技能  28 コミュニケーション)

























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