■一日二杯のウイスキー■~プレイヤーとレコード~
おはようございます。
薄曇りの空から
淡い日が射す川崎の朝です。
昨日はすっきりとした天候には
なりませんでしたが、
今日は大丈夫そうですね。
日曜日、良い休日をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレアは、
ドラッカー夫婦が着く頃には
ほとんどスケッチに出かけており、
ノエルのほうはいつも
自分の見つけたものを見せたがり、
荷物を車から部屋へ移す時間もくれなかった、
とした。
そしてノエルは、
ドラッカーたちを引き立てると、
たとえば丘の中腹に
新しくできた横穴に案内したが、
そこでは、
しばらくすると、
母狐が姿を現し、
子狐とたわむれた、
と続ける。
我々が腰を下ろして
午後のお茶を楽しむのは、
それからで、
ノエルは一日二杯と決めている
ウイスキーの水割りの
一杯目をこのとき飲んだ、
とする。
「間もなくしてクレアが戻ってきた。
一時間ほどレコードに耳を傾けた。
ノエルとクレアは質素に暮らしていたが、
プレイヤーとレコードだけは贅沢をしていた。」
(Ⅱヨーロッパ人々 9章 反体制運動家ブレイスフォードの挫折)
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