■主人の奴隷依存はより大きい■~ナチスのオーストリア合併~

 おはようございます。


雲が多い川崎の朝です。


今日も一日曇り、

夜には雨も降りそうです。


今週はぐずついた天気が続き、

やがて梅雨入りなんでしょう。


火曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ブレイスフォードはドラッカーに、

インド人は私には

感謝しきれないはずだが、

独立記念式典には

呼ばれないだろうね、

と言った。



そして、

ブレイスフォードが1920年代、

イギリスにおける最強の

インド独立論者となったために、

労働党内での不人気にもかかわらず

深く敬意を払われる存在となりえたのは、

主人の奴隷への依存は

奴隷の主人への依存よりも大きいがゆえに、

一刻も早くイギリスは

インドから独立しなければならない、

と論じたからだった、

とする。



ドラッカーは、

ブレイスフォードと

どのような経緯で知り合ったかは

覚えていないとした上で、

次のとおり続ける。




「経緯はともかくとして、


 私は、一九三四年の夏、


 ナチスのオーストリア合併の


 最初の試みについて記事をまとめていた彼から、


 インタビューを受けたことだけははっきり覚えている。」


(Ⅱヨーロッパ人々 9章 反体制運動家ブレイスフォードの挫折)

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