■ブレイスフォードのバルカン記■~信仰と名誉を大切にする人々~
おはようございます。
薄雲を通して
明るい陽が射す
川崎の朝です。
夕方には一雨ありそうです、
お出かけには雨具をお忘れなく。
金曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ブレイスフォードは、
バルカンの地を愛し、
緑豊かな耕地に恋をした、
とした。
そして何よりも、
バルカンの地を訪れた
多くのイギリス人と同じように、
素朴な文明化していない人々、
昔ながらの生活を生き、
信仰と名誉を大切にする人々、
昔からの民謡を歌い
民話を語る人々を愛したのだった、
と続ける。
ドラッカーは、
延々と続く悲惨な戦いを報ずる
ブレイスフォードの記事には、
民話と祭り、結婚と宿恨と葬儀、
迷信と伝承医学、アレクサンダー大王、
レジスタンス、部族と伝統、
半ば忘れられた言語、
ギリシャ、ローマ、ビザンチン、
十字軍、トルコの侵略の遺跡
についての記述が、
豊富に盛り込まれていた、
とする。
「それらブレイスフォードのバルカン記は、
まとめられてベストセラーとなり、
一九三〇年代に至ってなお、
彼地へ赴任する各国若手外交官の
参考書となっていた。」
(Ⅱヨーロッパ人々 9章 反体制運動家ブレイスフォードの挫折)
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