■正義の戦争と不正義の戦争■~トルコの軛からの解放~
おはようございます。
明るい陽が射す川崎の朝です。
昨日は夏の暑さ、
今日は幾分下がりますが、
夏日にはなるでしょう。
暦の上では立夏を過ぎて夏なんです。
月曜日、今週もよろしくお願いします。
----------------------
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
バルカン戦争は
戦った者すべてを疲弊させ、
傷つけ、挫折させて
1913年いっぱいで終わった、
とする。
そして、その数か月後、
第一次大戦が勃発したが、
ブレイスフォードが言っていたように、
イギリスがフランスおよび
ロシアと結んだ同盟は、
ドイツに対する抑止力と
ならなかっただけでなく、
イギリスが調停役を果たすことを
不可能にした、
と続ける。
ブレイスフォードは
ただちに戦争に反対する決意を固めたたが、
彼はいわゆる平和主義者ではなかった。
正義の戦争と不正義の戦争を分けていた。
「トルコの軛から
自らを解放するための
ギリシャ、セルビア、ブルガリアの戦いは、
正義の戦争だった。
わずかの土地を求め、
炭鉱を求め、
栄光を求めての大国の戦いは、
不正義の戦争、下らない戦争だった。」
(Ⅱヨーロッパ人々 9章 反体制運動家ブレイスフォードの挫折)
コメント