■白人の良心の問題■~「レット・マイ・ピープル・ゴー」~
おはようございます。
薄っすらと雲がかかってますが、
明るい日が差し始めた高知の朝です。
今日は一日晴れ、
気温もそこそこ暑そうですよ。
木曜日、午後には須崎入り、
今日も一日よろしくお願いします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
サーマンの声は、
あくまでも強く美しく、
われわれの
内なる心の核心にまで達した、
とした。
そして、不況時代は
ラジオの時代でもあったため、
われわれは音に敏感になっていた、
と続ける。
そのラジオが、
サーマンを始めとする黒人の声を、
黒人の教会から
白人の居間へと運んだのだ。
ドラッカーは、
皮肉なことに、
黒人奴隷制度の軛から
アメリカの白人が解放されたのは、
不況時代のある日、
頑迷な白人さえ驚かされたことに、
愛国的な婦人団体DARが、
その所有するワシントンの
コンスティテューション・ホールの使用を
マリアン・アンダーソンに断り、
一躍彼女の名を全国に広めたときだった、
とする。
「この一件で、
彼女の「レット・マイ・ピープル・ゴー」が
全アメリカ人の居間に届くようになった。
アメリカの黒人問題が、
黒人の権利問題よりも、
白人の良心の問題であることを
認識させたものが、
マリアン・アンダーソンの声だった。」
(3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)
コメント