■約束とは政治的な希望■~カフカ・ブームの到来~
おはようございます。
薄曇りの高知の朝です。
今日は弱い雨が時々降るとの予報、
いくらか涼しいんでしょうね。
月曜日、今週もよろしくお願いします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
この時代ほど、
ヨーロッパがアメリカで評価され、
尊敬された時代はなかった、
とした。
そして、この時代のアメリカ人は、
まだカフカのことは知らなかった、
と続ける。
カフカ・ブームがやって来たのは、
1940年代の半ばだったが、
彼らアメリカ人のアメリカ観は、
カフカの『アメリカ』のレベルのもので、
それは、旧大陸の悪徳、憎悪、抑圧、罪悪とは
縁のない別世界だった。
ドラッカーは、
詩集としては珍しく
数千部を売り上げた
アーチボルト・マクリーシュは、
「アメリカは約束だった」と謳った、
とする。
「アメリカ人にとって、
そしてカフカのようなヨーロッパ人にとって、
アメリカとは、国ではなく政体だった。
約束とは、政治的な希望であり、
社会的な希望だった。」
(3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)
コメント