■『アイーダ』の死ぬ場面■~大学クラブでの講演~

 おはようございます。


明るい陽が差す高知の朝です。


午前中は晴れ、午後はにわか雨もありそうです。


天気の急変に注意してください。


木曜日、午後は須崎入りです。

今日も一日よろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ドラッカーの

アメリカ全土の講演旅行は大変だったが、

ニューヨークのクラブハウスでの、

コロニアル・ダムス・オブ・アメリカの

講演会は面白かった、

とした。



講演が終わると、

一人の会員が立ち上がり、

二人の頑強なメイドに支えられて

ゆっくり前へ歩いてきて、

ドラッカーに、

よく聞こえずに申し訳ありませんが、

もうすぐ貧乏人が

陽の当たるところを

要求するようになるとは

思わないか、

と訊ねたのだった。



あるいは、

ニューヨーク州ロチェスターの

大学クラブでの講演があったが、

講演の10分前に、

講演を前後半に分け、

間に音楽が入ると言われたので、

どんな音楽かときいたところ、

音楽学校の学生二人に

『アイーダ』の死ぬ場面を

やってもらうことにしているのだ、

と答えた。




「私の足元で二人の恋人が死んだ後、


 司会者がこちらを向いて言った。


 『前半は、こう言われたところまででした』」




(3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)

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