■アメリカの夢が意味を持つ■~ビジョンよりも生存~
おはようございます。
曇り空の高知の朝です。
雨は降ってないですが、
たっぷりと湿気を蓄えた雲が
空を覆っています。
一応梅雨、
いつ降ってもおかしくはないんでしょうね。
土曜日、良い週末をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ウェイマックに初めて会ったその頃、
アメリカの信条におけるアメリカは
孤立主義でなければならなかった、
とした。
そして事実、
アメリカで国際主義と
されてきたものでさえ、
孤立主義の一変形にすぎなかった、
と続ける。
それは、国際裁判所、国際連盟、国際連合など、
いかなる政策決定も抜きに
平和と秩序を維持してくれる
自動の完全なメカニズムによって、
国際問題や外交の煩わしさから、
アメリカを解放しようとするものに
すぎなかった。
ドラッカーは、
アメリカの夢が意味を持つには、
国際関係は事件でも何でもないもの
でなければならなかったとする。
「ところが国際関係の現実は、
常に外交の優位を要求する。
信条、約束、価値、理想は、
目的ではなく、手段であるとする。
国としてのビジョンよりも、
国としての生存を優先させる。」
(3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)
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