■真実は「霧のなか」■~後継者に選んだ理由~
おはようございます。
あの戦争が終わって78年。
世界で数千万人が犠牲となり、
多くの若い世代の命が奪われた。
その悲惨さを語り継ぐ世代は年々減少し、
戦争風化が懸念される。
だれも戦争などありえないと考える中、
いつのまにか引き返すことができない
一本道を進み始める。
現実に今、ウクライナや中東、アジア、アフリカ等では
リアルな戦闘行為が行われ、
多くの民間人がその犠牲になっている。
日本においてもあの無謀な戦争に対する
反省基調が希薄になり、
かつての国家主義、全体主義の空気が
醸成されつつあるように感じる。
子供や孫の世代にどんな道を道を残すのかは、
現役世代の課題だ。
この日にあらためて、鎮魂の思いと共に、
次世代への責任の重さを受け止めたい。
火曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
ウェルチが退任した年には、
GEキャピタルの資産は
3700億ドルへと膨らみ、
全社収益の41%超を
稼ぎ出すまでになっていた、
とした。
そして、
ドラッカーが好む表現を用いるなら、
いまとなっては真実は「霧のなか」だ、
と続ける。
GEの金融サービスは、
レグ・ジョーンズが種をまき、
ウェルチが育てたものだが、
ウェルチは誰も予想しなかったほど
熱心に育ててやがて大きく開花させた。
ドラッカーは、
GEとウェルチをめぐる話を
次のような言葉でしめくくった。
「ジョーンズがウェルチを
自分の後継者に選んだのは、
事業プランにふさわしい人物だと考えたからです。
ただしウェルチは、
レグ・ジョーンズ時代のGEの経営には
適していませんでした。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)
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