■二〇世紀最高の経営者■~『下地どころではありません』~

 おはようございます。


朝から厳しすぎる日差しの高知です。


今日も40度近くになるんでしょうね。

しかし、朝はいくらか空気が

落ち着いてきたように感じるのは、

立秋過ぎたからでしょうか。


台風7号は日本列島のど真ん中を

狙って近づいています。

警戒して下さい。


日曜日、良い休日をお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



クレイムズは、

ウェルチ指揮下のGEに対する

ドラッカーの評価を

自分が正しく理解しているかどうか、

確認したくなった、

とした。



そして、

「当代きっての名CEO」

の名前をほしいままにし、

「20世紀最高の経営者」

とも称えられる人物の業績が、

ドラッカー達の他者が

何十年も前にとった行動に

助けられたものだとは、

すぐには信じられなかった、

と続ける。



そこでクレイムズは単刀直入に、

話の趣旨は、

GEではウェルチのような人物が

活躍する下地がすでに整っていた、

ということですか、

と聞いてみた。



ドラッカーの答えに

クレイムズは愕然としたとする。







「氏は『下地どころではありません』と言ったのだ。


 つづいて身を乗り出すようにして、


 ウェルチの就任前に、


 GEが金融サービス事業を


 どの程度まで手がけていたか、


 教えてくれた。」




(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

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